■もう、ずいぶん前に佐々木さんのブログに置かれていた「ロスト・イン・トランスレーション」のYoutube映像をくり返し観ている。BGMはColdplayの『Trouble』だが、実際の映画では使われていない。でも実際に流れていた曲以上にしっくりくるのはなぜだろう。日本を発つ最後の日、ふたりがこんなふうに朝焼けを見ていたなんて、忘れてた。
日記 |
2007/12/23(日) 23:28
■先週、大学時代の友人たまちゃんと会った。去年の冬、渋谷のカフェ人間関係でお茶をして以来、一年ぶりとは思えない気楽さで、「やぁやぁ」と言いながら、有楽町のMUJI cafeでお茶とごはんをいただいた。
■たまちゃんは去年、3人でシェアをしていた家が火事に遭ってしまったのだが、その後の話や、先日まで働いていた池尻大橋の「カフェグリルバー太陽」の話など、閉店ギリギリまで話し、「まったく物欲がなくなった」というたまちゃんと共に無印の店内をぐるりと一周してから、駅まで歩いて別れた。
■一年会わなくてもちっとも遠く感じない友だちが数人いるが、たまちゃんとは常に「昨日も会ってた」感じ。「バイバイまた」と手を振りながら「明日ね」と心の中で思う。大学の頃とちっとも変わらない気持ち。
■22日。大学時代の師、植島先生のお宅で、元関大生で現在東京在住の方数名と、K談社とS英社の編集者の方、朝日カルチャーセンター関係の方々などの集まりに参加させていただく。
■途中で、「アメリカの50州をすべて言う」という、アメリカはおろか日本っていうか四国ですらままならない地理に関して誰もが失笑する程無知な私にとって、恐怖のゲームがはじまった。顔は笑っていたが心は死んでいた。予想どおり、私が最初の脱落者となりゲームは続いたが、恐ろしいことに、植島先生と編集の方々2名のトリオ・ザ・インテリジェンスで46州出た。後半は「ああ!それね!」という共感すら感じられないまま、ぬるい体温で過ごす私。
■23日。新宿センタービルのクリニックを訪れていると、実家で親戚一同で法事の最中だという母から電話。最高にうれしい報告を受ける。姉に2人目のベイビーが。年末帰省するので、姉と「お祝いだねー」と盛り上がる。父とは話さなかったが笑いが止まらない様子が簡単に想像できた。
■帰りに久しぶりにpaul bassetに寄ると、いつもものすごい丁寧な接客をしてくれるバリスタのお兄さんに「すーごいひさしぶりですね」と言われ、驚き、そしてほっこりした。カプチーノを淹れてくれたバリスタさんは別の人だったが、泡立てたミルクで描いてくれた絵に思わず「美しい」ともらした。このお店、やっぱり良いなあ。
■みなさん、よいクリスマスを。
■たまちゃんは去年、3人でシェアをしていた家が火事に遭ってしまったのだが、その後の話や、先日まで働いていた池尻大橋の「カフェグリルバー太陽」の話など、閉店ギリギリまで話し、「まったく物欲がなくなった」というたまちゃんと共に無印の店内をぐるりと一周してから、駅まで歩いて別れた。
■一年会わなくてもちっとも遠く感じない友だちが数人いるが、たまちゃんとは常に「昨日も会ってた」感じ。「バイバイまた」と手を振りながら「明日ね」と心の中で思う。大学の頃とちっとも変わらない気持ち。
■22日。大学時代の師、植島先生のお宅で、元関大生で現在東京在住の方数名と、K談社とS英社の編集者の方、朝日カルチャーセンター関係の方々などの集まりに参加させていただく。
■途中で、「アメリカの50州をすべて言う」という、アメリカはおろか日本っていうか四国ですらままならない地理に関して誰もが失笑する程無知な私にとって、恐怖のゲームがはじまった。顔は笑っていたが心は死んでいた。予想どおり、私が最初の脱落者となりゲームは続いたが、恐ろしいことに、植島先生と編集の方々2名のトリオ・ザ・インテリジェンスで46州出た。後半は「ああ!それね!」という共感すら感じられないまま、ぬるい体温で過ごす私。
■23日。新宿センタービルのクリニックを訪れていると、実家で親戚一同で法事の最中だという母から電話。最高にうれしい報告を受ける。姉に2人目のベイビーが。年末帰省するので、姉と「お祝いだねー」と盛り上がる。父とは話さなかったが笑いが止まらない様子が簡単に想像できた。
■帰りに久しぶりにpaul bassetに寄ると、いつもものすごい丁寧な接客をしてくれるバリスタのお兄さんに「すーごいひさしぶりですね」と言われ、驚き、そしてほっこりした。カプチーノを淹れてくれたバリスタさんは別の人だったが、泡立てたミルクで描いてくれた絵に思わず「美しい」ともらした。このお店、やっぱり良いなあ。
■みなさん、よいクリスマスを。
■土曜から大阪に帰っていた。月曜の今日まで休みをもらい、気が付いたらめいっことババぬきをしているという光景ばかりが思い出されるが、メインは日曜にあったいとこの結婚式だ。いとこは22歳、旦那さんは35歳。年の差万歳。松竹・吉本系のお笑い関係の構成作家さんらしく、式には芸人さんがチラホラおり、うちの父、叔母を筆頭にミーハー軍団と化すうちの一族。ローカル色の強い松竹の若手芸人を知らない私はひとり取り残された。きよし師匠やつるべ師匠のビデオレターが流れ、松竹の若手芸人を挟んで、一緒にはたきをもって踊り出した新郎新婦を眺めながら異国感に包まれた素晴らしき日曜日。

異国

きよし師匠

末永く、幸せに
■行きの新幹線で読むために買ったBRUTUSの「特集:読書案内2008」が面白かった。内田樹、甲野先生、片寄明人、町田康の頁が特に。
■土曜の夜、堂島のティーハウス・MUJICAで友人とお茶をした。MUJICAは本当に素敵な店だが、初め、MUJICA奥のイタリアンの店で食事をしようと入っていったら、入り口でサンタ帽をかぶった人に制止された。貸切だったらしい。ドレスコードはサンタ帽。

異国

きよし師匠

末永く、幸せに
■行きの新幹線で読むために買ったBRUTUSの「特集:読書案内2008」が面白かった。内田樹、甲野先生、片寄明人、町田康の頁が特に。
■土曜の夜、堂島のティーハウス・MUJICAで友人とお茶をした。MUJICAは本当に素敵な店だが、初め、MUJICA奥のイタリアンの店で食事をしようと入っていったら、入り口でサンタ帽をかぶった人に制止された。貸切だったらしい。ドレスコードはサンタ帽。
■金曜は仕事の後、オーチャードホールでの菊地さんとペペのコンサートに行ってきた。最近また睡眠が浅い私は、その日も朝四時に目が覚めていたことも手伝って、あろうことか前から6列目で舟をこいでいた。演奏は素晴らしかった。
■ひさしぶりに会った友人のIちゃんは相変わらず美しく、イランイランの黒のドレスがいっそう彼女の美しさをきらきらと盛り上げていた。お土産にピエール・エルメのマカロンを頂く。きれいなおねえさんは好きですか好きです(即答)。
■オペラシティのエクセルシオールで、最近知り合いになった「卒論で内田百聞を書いたという人」から借りた『冥土』を読む。装丁と挿画が素晴らしい。読むにつれ、好きな暗さ、不気味さだと思ったが今日は幸せなものに浸りたかったので本を閉じ、たまちゃんにメールをしてから、オペラギャラリーのミュージアムショップで『パウル・クレーと愛の詩集』を立ち読みしてから、イチハラさんのカレンダーを買って帰った。
ふえたりへったり(Avril 14th/Aphex Twin)
■ひさしぶりに会った友人のIちゃんは相変わらず美しく、イランイランの黒のドレスがいっそう彼女の美しさをきらきらと盛り上げていた。お土産にピエール・エルメのマカロンを頂く。きれいなおねえさんは好きですか好きです(即答)。
■オペラシティのエクセルシオールで、最近知り合いになった「卒論で内田百聞を書いたという人」から借りた『冥土』を読む。装丁と挿画が素晴らしい。読むにつれ、好きな暗さ、不気味さだと思ったが今日は幸せなものに浸りたかったので本を閉じ、たまちゃんにメールをしてから、オペラギャラリーのミュージアムショップで『パウル・クレーと愛の詩集』を立ち読みしてから、イチハラさんのカレンダーを買って帰った。
ふえたりへったり(Avril 14th/Aphex Twin)
日記 |
2007/12/02(日) 23:19
■金曜。仕事後、新宿の朝日カルチャーへ。19時を少し過ぎていたため教室に入るとすでに、植島先生といとうせいこうさんの対談は始まっていた。「熊野」をメインに「聖地」がテーマだったが、たくさん脱線してすばらしく面白い対談だった。
■いとうさんはずいぶん前からみうらじゅんさんと一緒に「見仏記」で全国の仏像を見て回られていて、仏像がある寺には仏像以外にも仏具や焼き物や立派な庭などが必ずあるが、ふたりの中で「仏像以外は見ない!」と決めていたらしく、これまで頑なに素通りしてきたそうだ。しかし40代後半に入り、「知識人として、茶碗も庭もわからないままでいいのだろうか」と不安になってきたという。
「そろそろ『この釉ぐすりはいいですね』とか言えないといけないんじゃないかと思い始めて。伊万里焼と有田焼の違いもわかんないですから」
と言ういとうさんに対し植島先生は、
「別にいいんじゃないですか?僕なんかバラとチューリップの違いもわかりませんよ」
とひとこと。
「えええーー!いや、でもそれはそれで『あの人頭おかしい』って逆に知識人っぽいですけど」
というやりとりが面白かった。
その後、「花が閉じてればチューリップってわかりますけど、ほら、開いてるとね、」とふつうにおっしゃる先生に「リ、リアルに?!」とかなりときめいた。天才はやっぱり違う。
■土曜。恵比寿のtorch cafeでKっしーとお茶。Kっしーはロシア人のようなホワホワの毛の帽子をかぶっていた。先日またヤフーのオークションで通算4冊目となる宮沢章夫さんの絶版書『彼岸からの言葉』を取り憑かれたように競り落としてしまったため、あげる。実家にある残り3冊のうち2冊も同じ宮沢ホリックの友人たちにあげよう。復刊ドットコムや、mixiでは単独のコミュニティがあるほど再販を熱望されている名著の流通を、私の勝手なコレクター欲でせき止めていてはいけない。と言いつつ軽く断腸の思い。
■日曜。江戸川橋のギャラリー・ナカムラに先日出版された内田也哉子さんの『わたしのロバと王女』の朗読を聴きに行く。ギャラリーはまだ新しく、スタッフの女の子たちも、関係者らしき人たちも、お客さんの女の子たちも洒落た人が多かった。それを完全に傍観した。也哉子さんもそうだが、子供連れのカッコいい大人の人が多く、朗読が終わった後、也哉子さんが自分の子供たちに何か話している場面を見て、「自分の作る家族」というものに初めて憧れた。
■帰りに友人と早稲田まで歩き、入った珈琲店のメニューに「高いが旨い菓子・・・五百園」と書かれていたのが気になったが頼まずにいたら、後から入ってきたカップルの女性が頼んだらしく、店の主人がカウンターの上でココット皿に何やら粉を振りかけていて、その主人がまたお菓子作りとは対極にいるような人物だったのでその光景がひどく恐ろしかった。「高くて旨いが謎の粉がかかっている菓子」だとかなりハイリスクだと思うが。どうなんだろう。
■いとうさんはずいぶん前からみうらじゅんさんと一緒に「見仏記」で全国の仏像を見て回られていて、仏像がある寺には仏像以外にも仏具や焼き物や立派な庭などが必ずあるが、ふたりの中で「仏像以外は見ない!」と決めていたらしく、これまで頑なに素通りしてきたそうだ。しかし40代後半に入り、「知識人として、茶碗も庭もわからないままでいいのだろうか」と不安になってきたという。
「そろそろ『この釉ぐすりはいいですね』とか言えないといけないんじゃないかと思い始めて。伊万里焼と有田焼の違いもわかんないですから」
と言ういとうさんに対し植島先生は、
「別にいいんじゃないですか?僕なんかバラとチューリップの違いもわかりませんよ」
とひとこと。
「えええーー!いや、でもそれはそれで『あの人頭おかしい』って逆に知識人っぽいですけど」
というやりとりが面白かった。
その後、「花が閉じてればチューリップってわかりますけど、ほら、開いてるとね、」とふつうにおっしゃる先生に「リ、リアルに?!」とかなりときめいた。天才はやっぱり違う。
■土曜。恵比寿のtorch cafeでKっしーとお茶。Kっしーはロシア人のようなホワホワの毛の帽子をかぶっていた。先日またヤフーのオークションで通算4冊目となる宮沢章夫さんの絶版書『彼岸からの言葉』を取り憑かれたように競り落としてしまったため、あげる。実家にある残り3冊のうち2冊も同じ宮沢ホリックの友人たちにあげよう。復刊ドットコムや、mixiでは単独のコミュニティがあるほど再販を熱望されている名著の流通を、私の勝手なコレクター欲でせき止めていてはいけない。と言いつつ軽く断腸の思い。
■日曜。江戸川橋のギャラリー・ナカムラに先日出版された内田也哉子さんの『わたしのロバと王女』の朗読を聴きに行く。ギャラリーはまだ新しく、スタッフの女の子たちも、関係者らしき人たちも、お客さんの女の子たちも洒落た人が多かった。それを完全に傍観した。也哉子さんもそうだが、子供連れのカッコいい大人の人が多く、朗読が終わった後、也哉子さんが自分の子供たちに何か話している場面を見て、「自分の作る家族」というものに初めて憧れた。
■帰りに友人と早稲田まで歩き、入った珈琲店のメニューに「高いが旨い菓子・・・五百園」と書かれていたのが気になったが頼まずにいたら、後から入ってきたカップルの女性が頼んだらしく、店の主人がカウンターの上でココット皿に何やら粉を振りかけていて、その主人がまたお菓子作りとは対極にいるような人物だったのでその光景がひどく恐ろしかった。「高くて旨いが謎の粉がかかっている菓子」だとかなりハイリスクだと思うが。どうなんだろう。

