■先週から寒さに負けて体調を崩し、会社を休んだりなんだりしてしばらくだめだった。しかし今朝は8時半、気合で府中にいた。駅からバスに揺られていると、いったい私はどこへ向かっているのだろう、と呆然とした気持ちになったが、とりあえず現場に入り、充電が切れそうな一眼レフのデジカメをだましだまししながら写真を撮り、入れてもらったコーヒーを飲んで、午後には仕事場のある品川に戻った。昼休みがちょうど始まった直後だったので、駅の近くのカフェでクロワッサン玉子サンドイッチを食べて紅茶を飲んだ。午後は16時くらいから猛烈に仕事をし、定時すこし過ぎに会社を出て、渋谷へ向かった。友人と約束していた映画『人のセックスを笑うな』を観ようと思ったら、満員でだめだった。仕方がないので人間関係へ。えびのサラダと紅茶を飲んで、友人はタコライスを食べて、早いうちに別れた。
■そういえば先週、初めて伊勢丹の「サロン・デュ・ショコラ」に行った。ショコラの祭典。チョコまつり。一緒に行った友人Yさんは、本格的なお菓子作りをする人なので、見た目もさながら価格までが宝石のようなチョコをセレブ買いしていた。たった9粒で一万円を超すようなものも普通に並んでいて、「売り切れ」という札がついていたりする。みんなパティシエと一緒に写真を撮ったり、サインをもらったり、知らない間にチョコ業界はたいへんな騒ぎになっていた。「芸能人のサインでもいらないけれどね」と言いかけてYさんを振り返ると、彼女は昨年撮ってもらったという有名ショコラティエとのツーショット携帯画像を見せてくれるのだった。
■それからYさんと新宿のカフェユイットでお茶。新宿、前から好きだったが、ポールバセットと並ぶ好きな店を見つけ、もっと好きになった。ラブ!ユイット。しばらくは通うだろう。
ハートをわしづかみにされた
ユイットの入り口で売られていたファンシーなポストカード

地下の食品売り場でもセレブショッピングを続行する
友人Yさんから頂いたエディアールのハーブティ
しばらくミントティにはまりそうです

■そういえば先週、初めて伊勢丹の「サロン・デュ・ショコラ」に行った。ショコラの祭典。チョコまつり。一緒に行った友人Yさんは、本格的なお菓子作りをする人なので、見た目もさながら価格までが宝石のようなチョコをセレブ買いしていた。たった9粒で一万円を超すようなものも普通に並んでいて、「売り切れ」という札がついていたりする。みんなパティシエと一緒に写真を撮ったり、サインをもらったり、知らない間にチョコ業界はたいへんな騒ぎになっていた。「芸能人のサインでもいらないけれどね」と言いかけてYさんを振り返ると、彼女は昨年撮ってもらったという有名ショコラティエとのツーショット携帯画像を見せてくれるのだった。
■それからYさんと新宿のカフェユイットでお茶。新宿、前から好きだったが、ポールバセットと並ぶ好きな店を見つけ、もっと好きになった。ラブ!ユイット。しばらくは通うだろう。
ハートをわしづかみにされた
ユイットの入り口で売られていたファンシーなポストカード

地下の食品売り場でもセレブショッピングを続行する
友人Yさんから頂いたエディアールのハーブティ
しばらくミントティにはまりそうです

■祖母から、「あっちゃん、あっちゃん」という書き出しの、躍動感にあふれる手紙が届いた。なんか5000円入っている。それから姪のブロマイド多数。毎度読む前からインパクトが強い。先日の休みに親戚15人で温泉旅行に行ったときのことが書かれていて、「貴女へのお土産はお金といたします」とのことだった。それから「四月にチェコ、ハンガリー、スロバキアに行きましょう。よろしくネ」とパンフレットが同封してある。ヨーロッパもうれしいが、祖母との旅行がうれしい。「海外はこれが最期やデ」と(おととしのハワイの時も言っていたが)おどけて言っているのを、みんな笑いながら聞いている。
■こんなライブを目の前で見たら、感動しすぎて腰を抜かすかもしれない。舞台上に映し出されたPVの水の映像がきらきらと彼らの上で光っている。
こんなバンドが自分の国から出たら、私だってうれしくって旗をふるだろう。と思ったらふられている旗は彼らの祖国、アイスランドのものではなかった。ジャマイカだった。なんだろう、「ようこそ!」ってことか。
■こんなライブを目の前で見たら、感動しすぎて腰を抜かすかもしれない。舞台上に映し出されたPVの水の映像がきらきらと彼らの上で光っている。
こんなバンドが自分の国から出たら、私だってうれしくって旗をふるだろう。と思ったらふられている旗は彼らの祖国、アイスランドのものではなかった。ジャマイカだった。なんだろう、「ようこそ!」ってことか。
日記 |
2008/01/19(土) 22:13
■いげちゃんと「菊地&ペペ」のライブ以来の逢瀬@新宿プレゴ・プレゴ。ふたりとももうずっと前から行きたかったプレゴ・プレゴは、空想しすぎて私の中では想像上の店になりつつあったが幸福なことに実在し、想像以上にすばらしい店だった。
前菜の盛り合わせ

豚のグリル

フォアグラのコンフィ イチゴのサラダ添え

チーズリゾット

■料理の美味しさに女史もわたしもテンポよくアルコールを摂取し、悶絶死、メタボ死寸前で店を後に。代々木八幡にあるいげっつのお友だちのカフェ「Cafe Banda」にいげっつのおともだち・ぶーちゃんの誕生日を祝いにゆく。到着するとちょうど店が閉まり皆移動するところだったのであえなく退散。終電の下北沢でさようなら。充実の金曜日。
■土曜。品川駅のそばのカフェで本を読む。外国人と日本人が英語のレッスンをしていたり、学食みたいな雰囲気で、人も少なくて気持ちがいい。昨日のYouTubeの影響で矢川澄子さんの「おにいちゃん」を読む。すでに13ページ目の時点で泣いていた。この文章にしたって、亡くなり方にしたって、離れても尚ずっと一緒に生きていたんだなと思う。矢川さんからの目線で見る澁澤さんってちょっと圧倒的な存在すぎる。人じゃないみたいだ。渋沢さん自身がというよりも、矢川さんにとっての神様で悪魔。それに対して二番目の奥さんの龍子さんによる著では等身大の男性としての澁澤龍彦がうかがえる。学生の時にずぶずぶと引き込まれて、しばらくは離れていた世界の扉をひさびさに開いた。相変わらずむせかえるようなクセのある香りをもった人たちがひしめいている。それから年賀状の返事を今頃になって書いていた。
■祖母プレゼンツの大家族旅行中の姉よりメール。つわりがおさまったようで何より。そしてよくわからないが姪も元気でやっているようで何よりだ。

前菜の盛り合わせ

豚のグリル

フォアグラのコンフィ イチゴのサラダ添え

チーズリゾット

■料理の美味しさに女史もわたしもテンポよくアルコールを摂取し、悶絶死、メタボ死寸前で店を後に。代々木八幡にあるいげっつのお友だちのカフェ「Cafe Banda」にいげっつのおともだち・ぶーちゃんの誕生日を祝いにゆく。到着するとちょうど店が閉まり皆移動するところだったのであえなく退散。終電の下北沢でさようなら。充実の金曜日。
■土曜。品川駅のそばのカフェで本を読む。外国人と日本人が英語のレッスンをしていたり、学食みたいな雰囲気で、人も少なくて気持ちがいい。昨日のYouTubeの影響で矢川澄子さんの「おにいちゃん」を読む。すでに13ページ目の時点で泣いていた。この文章にしたって、亡くなり方にしたって、離れても尚ずっと一緒に生きていたんだなと思う。矢川さんからの目線で見る澁澤さんってちょっと圧倒的な存在すぎる。人じゃないみたいだ。渋沢さん自身がというよりも、矢川さんにとっての神様で悪魔。それに対して二番目の奥さんの龍子さんによる著では等身大の男性としての澁澤龍彦がうかがえる。学生の時にずぶずぶと引き込まれて、しばらくは離れていた世界の扉をひさびさに開いた。相変わらずむせかえるようなクセのある香りをもった人たちがひしめいている。それから年賀状の返事を今頃になって書いていた。
■祖母プレゼンツの大家族旅行中の姉よりメール。つわりがおさまったようで何より。そしてよくわからないが姪も元気でやっているようで何よりだ。

■その声を聞いたことがなかった。高校三年か大学生になったばかりの頃、あるテレビ番組でその人の部屋の写真を見て、興味をひかれた翌日、となり町の大きな図書館に出かけていって、その人について書かれた本を調べ、頁をめくってみると、年表には既に「死」が刻まれていて絶望した瞬間のことを今でも覚えている。
■澁澤龍彦。
■学生時代には誰もがそれぞれ時代に名を馳せた偉人たちに熱狂し、その対象がこの人であるパターンは少なくないと思う。端正な顔立ちと出自がうかがえるセンスと品の良さ。例に漏れず私もひかれた。しかし声。その人がどんな声をしていたかなんて考えたこともなかった。
■そこへ来てこの時代。ユーチューブ。びっくりだ。みさかいなく。なんでもあるな。どこかの誰かがネット上に書いていた。
「YouTubeに澁澤龍彦の肉声が上がっている」
職場のPCでその文章を見つけ、(ばかばかしいことに今の職場ではYouTubeは規制がかかっていて観られないので)うちに帰ってPCに直行した。「HOSOE」と名づけられた、氏と交流のあった写真家・細江英公のドキュメンタリーだった。じっと観る。最後のほうで、暗黒舞踏の創始者・土方巽の葬儀で挨拶をする彼の姿が映った。
■顔から想像できる声とあまりにもかけ離れていたため、面食らってしまった。あまりのギャップに思わず笑い出しそうになった瞬間、「ちがうわ」と気が付いた。「喉や」と思い出したのと同時に「翌年の咽頭がんによる死去」を伝えるナレーションが入った。
■二度と聞けないな本当の声。そう思いながら、初めて目にする動く映像が新鮮で、確認するように何度も観た。
■澁澤龍彦。
■学生時代には誰もがそれぞれ時代に名を馳せた偉人たちに熱狂し、その対象がこの人であるパターンは少なくないと思う。端正な顔立ちと出自がうかがえるセンスと品の良さ。例に漏れず私もひかれた。しかし声。その人がどんな声をしていたかなんて考えたこともなかった。
■そこへ来てこの時代。ユーチューブ。びっくりだ。みさかいなく。なんでもあるな。どこかの誰かがネット上に書いていた。
「YouTubeに澁澤龍彦の肉声が上がっている」
職場のPCでその文章を見つけ、(ばかばかしいことに今の職場ではYouTubeは規制がかかっていて観られないので)うちに帰ってPCに直行した。「HOSOE」と名づけられた、氏と交流のあった写真家・細江英公のドキュメンタリーだった。じっと観る。最後のほうで、暗黒舞踏の創始者・土方巽の葬儀で挨拶をする彼の姿が映った。
■顔から想像できる声とあまりにもかけ離れていたため、面食らってしまった。あまりのギャップに思わず笑い出しそうになった瞬間、「ちがうわ」と気が付いた。「喉や」と思い出したのと同時に「翌年の咽頭がんによる死去」を伝えるナレーションが入った。
■二度と聞けないな本当の声。そう思いながら、初めて目にする動く映像が新鮮で、確認するように何度も観た。
■土曜日の夜、下北沢へ。大阪の劇団・デス電所の公演を観に行く。すでに何度めかの東京公演らしいが、私は東京で観るのは初めて。昨年末の植島先生のお宅での飲み会の折に、よくわからないテンションで絶賛したため、「観てみようかな」と言ってくださった方が数名いらっしゃった。先生とS英社とK談社の編集者の方々、そして同じ関大哲学科卒のHくんの4名だ。無駄にハードルを上げた気がしないでもないと当日になって急に不安になってきた。スズナリへ。
■久しぶりに観た感想は、以前と比べるとすごくしっかりとした「演劇」だった。以前は「観たこともない演劇のような何か」だった(私の中で)。そのわけのわからない勢いと魅力は凄まじく、それでいて力の抜けた面白さ、くだらなさがあって、私はその混沌ぐあいがたまらなく好きだった。えんぴつでサラサラサラーっと描いた最初の絵がすごく良くて、それを上からなぞった途端、最初の良さが失われてしまうことがある。今回のデス電所はそんなふうに、つるんと美しく洗練された感じがして、少しさみしかった。
■その後、「トロカデロ」というフレンチビストロに連れて行っていただく。ドラマーのHくんは偶然ここでライブをやったことがあるという。チャップリンの『黄金狂時代』がかかっている。ウェイターのふたりがことのほかイケメンで(流暢にフランス語を話す黒髪ロン毛のアジア人と金髪のフランス人)、女性客も多い。料理もとても美味しく、普段飲めない私がビア系カクテル2杯とワインを1杯いただいた。楽しい夜。
■明けて日曜、幸福な朝。Kip Hanrahanの『Beautiful Scars(美しい瑕)』を聞きながら。息が止まる。
■祝日の月曜日、友人と恵比寿のON HOAでランチ。相変わらずの美味しさとコストパフォーマンスの良さで2時を回っていたが席は埋まっている。帰りにアトレの有隣堂で友人が山崎ナオコーラさんの新刊を買っていたので、公開の近い『人のセックスを笑うな』を観に行く約束をして別れた。ドラマーのHくんが言っていたが、植島先生と藤代冥砂さんの対談講座に、受講者として↑の映画の主演女優さんがいらしゃったらしく(二度目だそう)、「ひくぐらいきれいだった」らしい。
「ON HOA」のサーモンのマリネと仔羊モモ肉のグリル
ひくぐらいおいしいです。いや、ひきません。おいしいです。


■久しぶりに観た感想は、以前と比べるとすごくしっかりとした「演劇」だった。以前は「観たこともない演劇のような何か」だった(私の中で)。そのわけのわからない勢いと魅力は凄まじく、それでいて力の抜けた面白さ、くだらなさがあって、私はその混沌ぐあいがたまらなく好きだった。えんぴつでサラサラサラーっと描いた最初の絵がすごく良くて、それを上からなぞった途端、最初の良さが失われてしまうことがある。今回のデス電所はそんなふうに、つるんと美しく洗練された感じがして、少しさみしかった。
■その後、「トロカデロ」というフレンチビストロに連れて行っていただく。ドラマーのHくんは偶然ここでライブをやったことがあるという。チャップリンの『黄金狂時代』がかかっている。ウェイターのふたりがことのほかイケメンで(流暢にフランス語を話す黒髪ロン毛のアジア人と金髪のフランス人)、女性客も多い。料理もとても美味しく、普段飲めない私がビア系カクテル2杯とワインを1杯いただいた。楽しい夜。
■明けて日曜、幸福な朝。Kip Hanrahanの『Beautiful Scars(美しい瑕)』を聞きながら。息が止まる。
■祝日の月曜日、友人と恵比寿のON HOAでランチ。相変わらずの美味しさとコストパフォーマンスの良さで2時を回っていたが席は埋まっている。帰りにアトレの有隣堂で友人が山崎ナオコーラさんの新刊を買っていたので、公開の近い『人のセックスを笑うな』を観に行く約束をして別れた。ドラマーのHくんが言っていたが、植島先生と藤代冥砂さんの対談講座に、受講者として↑の映画の主演女優さんがいらしゃったらしく(二度目だそう)、「ひくぐらいきれいだった」らしい。
「ON HOA」のサーモンのマリネと仔羊モモ肉のグリル
ひくぐらいおいしいです。いや、ひきません。おいしいです。


■あけましておめでとうございます。
■年末は、仕事納めの日に定時15分前から勝手に周りの人たちに年末のあいさつをして回り、上司に、「尋常じゃないソワソワが伝わってくるから、もう上がっていい」と言われ(言わせ)、新幹線に乗り込んで大阪へ。おとといようやく帰ってきた。
■実家にも賀状を頂き、元旦から幸せな気持ちにつつまれたが、東京の自宅にも頂いていた。うれしい。その中に少し厚みのある正方形の包みがあった。ペイコさんからだ。

■中からは『ego』と書かれたアルゼンチンのジャズバンドのCDが出てきた。聴きながら、海のそばで暮らすペイ子さんに思いを馳せる。今年はきっと会いに行こう。
■2008年の抱負は、地理を常識レベルに(年末の飲み会でのアメリカの50州クイズの顛末をいまだ引きずっている)。それから、キラリとしたものと出会いたい。星野道夫が写真集のなかにアラスカを見つけたような、そんな出会い。そのための毎日をぬかりなく暮らそう。
■会いたい人がざっとひゃくにんいます。寒いですが良い年明けです。今年もよろしくお願いします。
■年末は、仕事納めの日に定時15分前から勝手に周りの人たちに年末のあいさつをして回り、上司に、「尋常じゃないソワソワが伝わってくるから、もう上がっていい」と言われ(言わせ)、新幹線に乗り込んで大阪へ。おとといようやく帰ってきた。
■実家にも賀状を頂き、元旦から幸せな気持ちにつつまれたが、東京の自宅にも頂いていた。うれしい。その中に少し厚みのある正方形の包みがあった。ペイコさんからだ。

■中からは『ego』と書かれたアルゼンチンのジャズバンドのCDが出てきた。聴きながら、海のそばで暮らすペイ子さんに思いを馳せる。今年はきっと会いに行こう。
■2008年の抱負は、地理を常識レベルに(年末の飲み会でのアメリカの50州クイズの顛末をいまだ引きずっている)。それから、キラリとしたものと出会いたい。星野道夫が写真集のなかにアラスカを見つけたような、そんな出会い。そのための毎日をぬかりなく暮らそう。
■会いたい人がざっとひゃくにんいます。寒いですが良い年明けです。今年もよろしくお願いします。



