■レシピの日々である。
■去年までいた会社で、私はサイトの制作に関わっていたのだけれど、新しいサイトの企画ミーティングなどで、それが女性向けのコミュニティサイトであったりすると、「レシピのページは?」という意見が必ず出た(不思議と男性から出ることが多かった)。が、それまで、ネット上のレシピなどまったく利用したことのなかった私は、「レシピ? そんなに使われてるもんかねえ」と思っていた。
■それが、仕事をやめ、時間ができた上に、母不在(九州に駐留中)のこの状況で、とつぜん家事全般担当になった私に、ネット上のレシピは魔法のバイブルである。
「野菜室の中のやけにでかいかぼちゃ、あれをぜんぶ煮物にしてしまっては芸がないし、さてどうやってかたづけるべきか」と思ったのがはじまりだった。
■検索エンジンに、「かぼちゃ、レシピ」と入力したところ、出るわ出るわ、見たこともないかぼちゃ料理の数々。
「ニュージーランドかぼちゃ」を紹介しているこのサイトのレシピの数にはうなった。メインからデザートにいたるまで、どこまでもかぼちゃである。へえと感心していると、ひとつのレシピが目に入った。
「かぼちゃのサラダ イン ハワイ」
他のメニューに無理やり感がなかった分、これだけが突出して目立った。「アボカドとパパイヤを入れると<イン ハワイ>の法則」である。強引な。だったら、バナナを入れたら「イン エクアドル」か、となかばケンカごしに言いたくもなるが、ふと、「何も入れずに、『かぼちゃのサラダ イン トンガ』ってのはどうだろう」とくだらないことを思いついて、一気にどうでも良くなった(ニュージーランドかぼちゃのページで、それはかなりわけがわからないが)。しかし、この法則、ゴーヤを入れて「イン 沖縄」、味噌で煮込んで「イン 名古屋」と思いつくままにシリーズ化可能で、案外使えるかもしれない。
■ある日食卓に、無造作にかぼちゃと大葉が和えられただけの見たこともないメニューを見て、父は言うだろう。
「なんだ、これは」
そして私は答えるのだ。
「ああ、『かぼちゃのサラダ イン 寝屋川』だけど」
■くだらない妄想をしつつ、献立に頭を悩ませる毎日である。
(※わが町寝屋川の特産物は大葉らしいです。)

■去年までいた会社で、私はサイトの制作に関わっていたのだけれど、新しいサイトの企画ミーティングなどで、それが女性向けのコミュニティサイトであったりすると、「レシピのページは?」という意見が必ず出た(不思議と男性から出ることが多かった)。が、それまで、ネット上のレシピなどまったく利用したことのなかった私は、「レシピ? そんなに使われてるもんかねえ」と思っていた。
■それが、仕事をやめ、時間ができた上に、母不在(九州に駐留中)のこの状況で、とつぜん家事全般担当になった私に、ネット上のレシピは魔法のバイブルである。
「野菜室の中のやけにでかいかぼちゃ、あれをぜんぶ煮物にしてしまっては芸がないし、さてどうやってかたづけるべきか」と思ったのがはじまりだった。
■検索エンジンに、「かぼちゃ、レシピ」と入力したところ、出るわ出るわ、見たこともないかぼちゃ料理の数々。
「ニュージーランドかぼちゃ」を紹介しているこのサイトのレシピの数にはうなった。メインからデザートにいたるまで、どこまでもかぼちゃである。へえと感心していると、ひとつのレシピが目に入った。
「かぼちゃのサラダ イン ハワイ」
他のメニューに無理やり感がなかった分、これだけが突出して目立った。「アボカドとパパイヤを入れると<イン ハワイ>の法則」である。強引な。だったら、バナナを入れたら「イン エクアドル」か、となかばケンカごしに言いたくもなるが、ふと、「何も入れずに、『かぼちゃのサラダ イン トンガ』ってのはどうだろう」とくだらないことを思いついて、一気にどうでも良くなった(ニュージーランドかぼちゃのページで、それはかなりわけがわからないが)。しかし、この法則、ゴーヤを入れて「イン 沖縄」、味噌で煮込んで「イン 名古屋」と思いつくままにシリーズ化可能で、案外使えるかもしれない。
■ある日食卓に、無造作にかぼちゃと大葉が和えられただけの見たこともないメニューを見て、父は言うだろう。
「なんだ、これは」
そして私は答えるのだ。
「ああ、『かぼちゃのサラダ イン 寝屋川』だけど」
■くだらない妄想をしつつ、献立に頭を悩ませる毎日である。
(※わが町寝屋川の特産物は大葉らしいです。)

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