■金曜。昼休みに、会社のある6Fから同僚と3人で下へ降りてゆくと、外は雨が降っていた。「ちーっ、傘取りに戻るか」ということになったので、私は、「まとめて取ってくるから、どんな傘か教えて」とふたりに言った。すると、ふたりは「うっ」と一瞬黙り込み、説明するよりも取りに戻ったほうが早い、ということで、結局3人で戻ったのだった。確かに、<それ>を知らない人に<それ>がどんなものかを説明することの労力はなかなか大変なものだ(傘って変わったガラだったりするしね)。
■そしてその日の帰宅途中、偶然にも「<それ>を知らない人に<それ>がどんなものかを説明している人」を見かけたのだった。彼は携帯で話していた。
「宇宙服のグレーをイメージしてみて。そう、そういう色のかばんの中に入ってる」
宇宙服。色の例えにするにはえらくアバウトなものを引き合いに出している。最初、「宇宙人」と聞こえて、「実在が未確認なものを例えにするとはつわもの」と思ったのだが「宇宙服」だった。言った後、彼自身自嘲気味に笑っていた。
■土曜。そうじせんたく。夕方、どうしているのか気になっていた友人にメールを送る。会える日をいつまでも待つことに決める。その後、家を出て下北沢へ。町をぶらつく。好きな店と気になる店がひとつずつできた。umiという店とnerdsという店。方向音痴のためどこを歩いているのか相変わらずさっぱりわからない。せっかく見つけたそれらの店にも次回たどりつけるのか不明。
■こども服の店に入る。めいっこにどうかなと長靴なんかを見ていると、ニック・ドレイクが流れ始めた。なんとも言えない気持ちで店を出る。
■その後もしばらく駅から離れたほうへ離れたほうへと歩いていると、ぽつんぽつんと良い感じの店があった。いつまでも歩く。「まだなにかあるんじゃないか」と思いながら歩く。
■そしてその日の帰宅途中、偶然にも「<それ>を知らない人に<それ>がどんなものかを説明している人」を見かけたのだった。彼は携帯で話していた。
「宇宙服のグレーをイメージしてみて。そう、そういう色のかばんの中に入ってる」
宇宙服。色の例えにするにはえらくアバウトなものを引き合いに出している。最初、「宇宙人」と聞こえて、「実在が未確認なものを例えにするとはつわもの」と思ったのだが「宇宙服」だった。言った後、彼自身自嘲気味に笑っていた。
■土曜。そうじせんたく。夕方、どうしているのか気になっていた友人にメールを送る。会える日をいつまでも待つことに決める。その後、家を出て下北沢へ。町をぶらつく。好きな店と気になる店がひとつずつできた。umiという店とnerdsという店。方向音痴のためどこを歩いているのか相変わらずさっぱりわからない。せっかく見つけたそれらの店にも次回たどりつけるのか不明。
■こども服の店に入る。めいっこにどうかなと長靴なんかを見ていると、ニック・ドレイクが流れ始めた。なんとも言えない気持ちで店を出る。
■その後もしばらく駅から離れたほうへ離れたほうへと歩いていると、ぽつんぽつんと良い感じの店があった。いつまでも歩く。「まだなにかあるんじゃないか」と思いながら歩く。
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