■日曜の夕方、東京に戻った。帰り際に実家に遊びに来ていた姪から、「すきなのあげる」と言われて覗きこんだ両手の上に乗せられていたのは、すべて植木鉢の割れたかけらだった。「じゃあこれを…」となるべく小さいのを選んでもらった。姉は「ごめんなー、角を曲がった所で置いていってくれていいから」と言っていたが何だかそのままポケットに入れて持ち帰ってしまった。
■先月三歳になったばかりの姪は、やけに哀愁ただようハーモニカを吹くようになっており、かと思えば、父が買い与えたおもちゃのゴルフセットで爽快なショットを炸裂させていた。いったいどこへ向かっているのだろう、あの人は。