■朝、日記を読んでくれたらしい若旦那から「困ったことがあれば相談されたし」という内容のメールをもらい、うれしく、そして気を大きくして、やっぱり出かけることにした。

■土曜日の新宿西口のビル街は静かだ。朝から地元の図書館で予約していた本を3冊受け取り、そのまま電車に乗って新宿へ向かった(途中、笹塚の駅で降りて、ヒール2足を直しに出した)。野村ビルのポール・バセットで、カプチーノを頼み、借りてきた本を読む。店は伊人有名バリスタ(とお菓子の貴公子のあの金髪の人)の店らしかったが、普通程度においしいカプチーノは、砂糖を入れるとさらに少しおいしくなった。

■読んでいた本で宮台真司さんが、当時上映されていた二本の映画について書かれていた。偶然そのどちらも観ていたので、記憶を呼び起こしながら読む。片方はラストに空から大量の、私が大の苦手とするあの両生類が降ってくるのだが、嫌いなだけのことはあり、私の「やつら登場察知能力」はすごい。視覚が姿形を完全に捉えてしまう前に、視線を逸らすかぼかすだけの時間を残して察知する(いばってする話では決してないが)。映画を観ていた時も、ストーリーの流れ的には百パーセント無いはずの彼らの登場を、私は早い段階で察知し(いばってする・・・以下略)、その後は焦点をぼやかしながら観た。好きな映画なのでもう一度観たいが、後半その登場に対する緊張感でかなり疲弊するため観られないでいる。いつもは架空の生き物に見えてしまうトム・クルーズも、セックスを崇拝するカルト教団の教祖をやけに生々しく演じていて良かった。介護士役のフィリップ・シーモア・ホフマンもそれが彼自身に見えるくらいリアリティのある演技をしていた。

■宮台さんはラストのそれを「その地方ではよくあること」と書いている。「竜巻に巻き上げられた×××が落ちてきた」現象らしい。実際にモロッコで数百匹の魚が空から降ってきて大騒ぎになったニュースもあったらしく、私がモロッコにいた時に例のあれが空から大量に降ってこなくて本当に良かったと胸を撫で下ろしたのだった。
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