■金曜。定時で仕事を終え、同じ部署の女性・Kさんの送別会へ。8月に出産予定のKさんのお腹はふくらみが目立つようになってきた。Kさんは「人徳のある」というのか、とにかくみんながKさんに対して親切にしたくなるような人だった。送別会の前に、「週末実家に帰る時用のお菓子を買ってくる」と品川駅構内のエキュートに寄っていたKさん、ダロワイヨで会社のみんな用のマカロンを買っていた。そういう人でした。

■土曜。来週会う人用に、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌに「塩のクッキー」を買いに行く。恵比寿にあるお菓子作りの道具を売っている店舗でも、少しだけ焼菓子も置いていると聞いたのでそちらへ行ったが塩のクッキーは無かった。なので歩いて代官山のパティスリーへ。ヒルサイドテラスを抜け、人通りが少なくなった界隈にその建て物はあった。同じ建て物内の「ジュン・アシダ・ブティック」からは、お得意様らしき親子連れが店員二名に熱烈に見送られていた。店員のうちひとりはアシダジュンの娘。

■二階のイル・プルーの店に入ると私と同じように焼菓子を買いにきた客のほかに、中でケーキを食べている客も(男の人がふたり)。駅からけっこう離れているので、「わざわざ」来た人ばかりのようで、みな狙いを付けていたものをたくさん買っていく。私は内心「たっかー」と思いながら「塩のクッキー」の小さな箱をひとつ買って店を出た。チラリと見たショーケースの中のケーキはどれもおいしそうだった。

■その後、ひさびさに来た代官山なのでせっかくだから(って何がせっかくかわからないが)いくつか好きな服屋をのぞくと、その30分後、3着買っていた。これは来月末の九段会館の菊地氏ライブ用、これは夏の旅行用、といちいち自分に言い訳しながら、言い訳に納得しながら、という一人二役で忙しかった。しかし代官山という町は人の物欲に全力で灯油を撒きかけ火を放ってくる。最後のほうは「早くこの町を出ねば!」と危機感すら感じていた。unicoも見たけれど、今日は気温が高く、その頃にはぐったりしていた。帰りの新宿駅では暑さからかのびたおじさんが救急隊員に運ばれて横を通り過ぎていった。
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