日記 | 2007/07/01(日) 22:37
■森下スタジオに宮沢さんの舞台「ニュータウン入口」のプレビュー公演を観に行く。森下までは順調に行けたが、駅から森下スタジオに行くまでに道に迷ってしまった。あまり人通りのない住宅街で、「森下スタジオ」の知名度がどの程度か測れず、人に聞けずにしばらくさまよっていた。KさんとKくんからの電話に救われる。走って劇場へ。

■劇中、「舞踏とは命がけで突っ立った死体である」という、あの有名な大野一雄さんのせりふを、杉浦千鶴子さんがまくしたてるように早口で言うシーンで、文字では何度も見たことのある、しかし生では聞いたことのなかった言葉を、まさかあんなふうなシャウトで聞くとは思いもよらず思わず吹き出してしまった。

■ある場面で、ニュータウンを俯瞰した映像が映し出されたとき、まったく忘れ去っていたある遠い記憶が思い起こされて、自分でも驚いた。まだ小学生だった頃、両親といくつかのニュータウンを訪れたことがあった。ふたりが家を見に行っている間、私は車の中で待っていたり、車を停めた土手で同じように待たされている子供と遊んだりしていた(独立心が旺盛だった姉はその家族の行事ごとに参加していなかった気がする)。神戸のほうにも行ったんじゃないだろうか。もしあの時あのピカピカで無機質なあの町のどれかに移り住んでいたら、私は今ここでこうしているだろうか、などとぼうっと考え込んでしまった。

■終演後、宮沢さんにご挨拶をし、KくんKさんと一緒に新宿へ出た。Kくんとは別れ、Kさんとふたりでポール・バセットでコーヒーを飲んだ(書かずにいたが実は昨日も飲んだ)。ひさしぶりの観劇で、とても充実した日曜だった。
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