■土曜、予告通り、彼ら(4名)は9時にピンポンと現れ、私は土砂降りの雨の中、家を追い出され途方に暮れていた。駅に向かって歩いていると、4名のうちの唯一のスーツ人である床材メーカーの男性が追いかけてきて「お出かけのところ申し訳ありませんが」と言って菓子折りが入った紙袋を手渡された。内心、「ええええええ!ほ、ほんとうにじゃまだ!でも、今うちに置きに戻るのもなんだか気まずいし・・・」と思いながら、菓子折りの入ったそのでかい紙袋をひきずるようにして雨の中とぼとぼと駅に向かった。始まりにして既に先が思いやられる土曜の朝。

■とりあえず早いところ手荷物の重量を少しでも減らそうと、駅の反対側にある図書館に本を返しにゆく。借りていた本(1冊)を返し、気が付けば2冊借りていた。時々目的を見失う私。来なければ良かった。

■図書館を出てまた駅に向かうと、4名のうちのひとり、芸人テントさんによく似た工務店の人とばったり出会ってしまった。気まずい。「あの、もしあれだったら・・・居てくださっても結構ですよ」的なことを言われる。どうやら行くところがなくずっと駅周辺をさまよっていたかわいそうな子と思われたらしい。「いえ、大丈夫です!」キッパリと言い放ち、駅への階段を逃げるように下りる私。

■渋谷へ。渋谷をぶらぶらと買い物をしているうちに、菓子折りの袋とは別に持っていた小さめの紙袋が雨にぬれ、底が破れ出した。中の物をバッグに移動させ、小さめの紙袋をゴミ箱に捨てた。昼食を済ませ、またぶらぶら買い物を続けていると、菓子折りの袋までも底が破れ始めた。その後は、金魚すくいの要領で、それ以上破れないように気遣いつつそうっと行動した。とたんに疲労。

■15時半ごろ、工務店の人から携帯に「工事終わりました」とのメール。予想外に早く終わったのでほっとしていると、立て続けに、

ご報告です はみ出した接着剤の拭き取りに柑橘系のオイルを使いました

というメールが送られてきたので、「何系のオイルでも別に良いのだが、何だろう、アロマに凝っている人なのだろうか・・・」と訝りつつ、「ありがとうございました」と返事を送ると、

つまり室内がオレンジの香りでプンプンです

と返ってきた。

その後、うちに帰ると部屋はオレンジの香りでプンプンだった。ていうか、月曜の今もプンプンだ。ああ、頭がガンガンする。

その日、父から送られてきた姪とET
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