■キレている。人生で最多にキレまくっている。ここでの「キレ」とは「怒り」のほうのキレである。2005年という年は私の人生で怒りの時代だったのだろうか。これまでの20数年、家族以外に真っ向から怒りをぶつけるようなことなどほとんどなく、できればもめごとを避けたくてへらへらと笑って生きてきた。なので、会社以外の友人に最近の日々での私について話すと、「キレてる光景があまり想像できんが」と言われたりしたが、それがこの半年、私は本当によくキレた。確かにそれは幸せな状況ではなかったのかもしれないが、私自身そういう自分にかなり目からウロコで、それは革命にも近かった。人に面と向かって人差し指で指さしながら(すごい光景だ!)、「言わせてもらいますが!」などと言うようになるとは2年前には想像もできなかった。それが最近はどこからともなく、「ファイッ!」という声と共にゴングの音が聞こえ、常に臨戦スタイルである。
■で、そんなふうに年の若いキレ者(ここでは「優れている」ほうの意)の外国人上司とやりあったり、10才年上の尊敬する先輩に「ていねいな仕事」を教えてもらったり、周りにとらわれず常に自分のペースを守って創り上げていく職人のような先輩の仕事を見たり、それ以外にもいっぱい刺激的で目からウロコをぼろぼろこぼした2年と半年だったが、辞めることにした。決めてから、本当に今かな、と何度か自問したが、その時そう思った自分に従うことにした。「キレる自分」ははじめこそ新鮮な発見であったが、慣れてみると当然そんなに頻繁には見たくない自分の一面だったし、もっとも常に「キレ」に臨戦しているその状況にあまりにも疲弊してしまった。休みだなんだでさっき数えたら残すところあと8日のようだった。短いようで短い。ふつうに短い。できればゴング音は聞かずにいたい8日間である。
■で、そんなふうに年の若いキレ者(ここでは「優れている」ほうの意)の外国人上司とやりあったり、10才年上の尊敬する先輩に「ていねいな仕事」を教えてもらったり、周りにとらわれず常に自分のペースを守って創り上げていく職人のような先輩の仕事を見たり、それ以外にもいっぱい刺激的で目からウロコをぼろぼろこぼした2年と半年だったが、辞めることにした。決めてから、本当に今かな、と何度か自問したが、その時そう思った自分に従うことにした。「キレる自分」ははじめこそ新鮮な発見であったが、慣れてみると当然そんなに頻繁には見たくない自分の一面だったし、もっとも常に「キレ」に臨戦しているその状況にあまりにも疲弊してしまった。休みだなんだでさっき数えたら残すところあと8日のようだった。短いようで短い。ふつうに短い。できればゴング音は聞かずにいたい8日間である。
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